こんばんは。
この前の続き行きましょう。
前回のはこちら
明日のために 其の参拾七 ~選手もトレーナーも上達~
http://soccerfutsal.hamazo.tv/e3522532.html
ここで紹介したのは、姿勢をキープするときにどこを気にして
選手をみるか?のとこまででした。
選手には、バランスボールスクワットをお伝えしました。
選手のために、その発展バージョンを先に紹介します。
それはこれです。
メディシンボール(おもり)+スクワット
これは、前回の
このテストをそのまま使える素晴らしい筋トレです。
①両手でメディシンボールをもって、手をのばす
②片足はバランスボールに
③そうすると、背筋が一気に使えるようになる。
④そのまま、片足スクワットをする
⑤前回のバランスボールスクワットでやしなった殿部を使う
⑥腕から殿部まで一気に連動する
⑦バランスボールに乗せている側の足は不安定なため
それだけでもいいトレーニングになる。
これを、深めにスクワットして、もちろん大殿筋下部にちゃんとくること。
皆知ってるとは思うけど大殿筋下部とは
明日のために 其の弐拾九 ~ジャンプの進化~
http://soccerfutsal.hamazo.tv/e3457040.html
20回3セットできついでしょ。
これシュートの足を振り上げた時にバチッと決まりますから。
では、
次にトレーナー向けの前回の解説の続きです。
2:そのままをキープして、行けるところまでしゃがむ。
(行けてしまう人は、きっとももうらと、ふくらはぎがしっかりつく)
3:しゃがんだところから、体をしっかりキープして立ち上がる
(ぶれずに、スッと立ち上がれたらOK)
を、トレーナー向けに解説。
2・3:スクワットからの体幹固定にての立ち上がり
*何を見るべきか
・Knee-inしてないか?骨盤の回旋・下制はないか?
大殿筋下部をつかってしゃがまないと、股関節外旋を
しっかりと維持できないので膝は内側に入りやすくなる。
軸足側の中殿筋もこの時入ってないと、逆側の骨盤下制
が起き、遊脚側の骨盤は前方に回旋しやすくなる。
もちろんこの時起きている事は、軸足側の股関節では内旋
が起きていることになるため、より大殿筋下部は使いにくくなる。
・胸椎の後弯が増強していないか?
股関節がスクワットにて屈曲していくと、骨盤が殿筋やハムストリングスの
タイトネスにより後傾しやすくなる。そのため、腰椎も屈曲し、それにともない
胸椎の後弯が増強するときがある。
さらにはその逆で、胸椎の伸展が入り、胸腰椎移行部付近での椎間関節の
痛みが伴う場合がある。このテスト中なくても、今後出る傾向が見えるはず。
・左右の股関節のタイトネスによる影響は?
遊脚側は股関節伸展位、軸足側(立脚側)は股関節屈曲位のため、左右足を変えて
テストすることは、ダイナミックでの関節の柔軟性がわかる。さらに、それが柔軟性は
あるのに、遊脚側があげれないとすれば、それは筋力の問題と、骨盤の柔軟性の
問題も考えることができる。
・単純な筋力は?
もちろん、最大限しゃがみこめて、そこからすっと立ち上がれたら、筋力は十分。
だが、前途したように、筋力だけあればこのスクワットができるわけではないのが
ポイントである。持っている筋力をいかにダイナミックな状態で使いこなせるかが
大切である。バランスももちろん大事な要素の一つである。
こんな感じです。
これだけでも、大殿筋下部筋力・股関節タイトネス・骨盤前後傾チェック・胸椎腰椎の柔軟性
などが頭に浮かばせることができ、一つのスクワットがもつ意味は無限に広げれる。
選手はぜひトレーニングをつんで、上達してください。
トレーナーは一緒に世の中変えていきましょう!