明日のために 其の参拾七 ~選手もトレーナーも上達~

サッカー院長

2012年03月20日 10:19

おはようございます!!


先日行われたセミナーへのたくさんのご参加


感謝申し上げるとともに、これからの新しい人達が


集まり、この人たちが世の中を盛り上げていくんだと


わくわくしました。




最初の自己紹介のちょっとした緊張感




BBによる評価




皆での話し合い




今日から少しの間、セミナーの復習をやることと、


選手にとったら、自分で体の強さがわかり、


トレーニングできるということをやっていきます。




選手の方見てください。


まず、最初はこれです。




①片足スクワット 足を後ろにするパターン
  
  やり方

  1:両手を合わせて前に最大限伸ばす
    (最大限伸ばすのは、背中の筋肉の強さと体の姿勢を見るため)

  2:そのままをキープして、行けるところまでしゃがむ。
    (行けてしまう人は、きっとももうらと、ふくらはぎがしっかりつく)

  3:しゃがんだところから、体をしっかりキープして立ち上がる
    (ぶれずに、スッと立ち上がれたらOK)

   このポジションは、サッカー・フットサルでいう足を振りかぶった時

   に近いポジションです。このときに、相手に当たられることは

   たくさんあると思います。

   なので、このポジションでの筋力(しっかりしゃがめるか、

   立ち上がれるか、背中がまっすぐのままやれてるか)、

   バランス力(最初から最後までふらつかないか)がわかります。

   足を後ろに持って行ってますから、地面についている側の

   お尻の筋肉を使いやすいですから、その強さがわかりますね



では、これが弱いと感じた時に行うメニューは


「バランスボールスクワット」です。

ここを見てください
明日のために 其の弐拾五 ~バランスボールスクワット~
http://soccerfutsal.hamazo.tv/e3435461.html


これを左右20回3セットやりましょう。最初は週に2回でもいいと思います。


ぜひ試してください。




  

次に、トレーナーさん向けの解説です。(選手の人は飛ばしてください)


これ書くの大変なので、一個づついきましょ。


   1:両上肢最大前方拳上位(肩甲骨外転位)
    

    
     *この時体制がキープできないのは・・・
       
      
      


      ・広背筋のタイトネスがあるかどうか?      

       あると拳上の制限になる。

       

      ・支える体幹筋の弱さがあるかどうか?

       僧帽筋下部によるしっかりとした肩甲骨の後傾は、

       正しい拳上を生み出すので、この筋の筋力不足が拳上制限

       になっていないかイメージ。

       前鋸筋との、外腹斜筋と内腹斜筋の連動による前面での

       エキセントリックによる収縮ができてるか、

       広背筋と大殿筋下部による連動不足でしっかりと背中が

       吊り上げられていないのではないかを考えておく。



      ・片足で立っている際の軸足とは反対の骨盤下制しているか?

 
       軸足の中殿筋の弱さ、遊脚側の体幹側腹筋の弱さ、軸足の内転筋

   
       タイトネスによる骨盤引下げなどのイメージ。

      

      ・左右のキープの仕方の違いがないか?
       殿部が外側にスウェーしていれば、そちら側の中殿筋後部線維の弱さ、

       
       深部外旋筋の筋力不足、それにともなうTFL優位になっているのではないかの

       イメージをもつ。

       もちろん、ここでも側腹筋の関連も同様にイメージ。
    



       これだけでもすでに10個の次につながるチェックが用意できる。



       広背筋タイトネス・僧帽筋下部筋力・前鋸筋-外腹斜筋-内腹斜筋連動

       広背筋-大殿筋下部連動・中殿筋筋力・側腹筋筋力・内転筋筋力タイトネス

       深部回旋筋筋力・TFLタイトネス・などなど



まだ、しゃがむ前の段階でこれだけのイメージを持っておくことは


         
非常に大事だと思います。



選択肢がかなり広がりますし、そうなれば、「これじゃないな、じゃあこっちかな?」



って、次へのイメージへのスピードも大事ですからね。



いかに早く、正確にできるかは、現場でも治療院のなかでも同じです。

   

次回はスクワットから立ち上がるまでの解説をします。



よろしくお願いします。  




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