明日のために 其の壱拾六 ~シュート時の肩甲骨~

サッカー院長

2011年12月25日 23:40


皆様こんばんは。


クリスマスですが、関係なくサッカー・フットサルのことを


考えましょう。


今回は、シュートについてのきっと今まで考えなかった感覚です。




それは、「肩甲骨の使い方を考えるという感覚」。













上が、寄せる(内転)下が広げる(外転)という動き。


下の写真は首が縮こまっていい動きではないですが、


大まかに、肩甲骨を寄せるのと広げると考えましょう。


これがシュート時にどう活躍するのかをお話します。







まず、野球で右投げのピッチャーが速い球を投げたいときに


力をどうやって右手の指先に伝えるか?







最初の左足を挙げた際の問題や、股関節の使い方など


あげればたくさんありますが、その中の一つに、






「グローブ側の腕の使い方」があります。










この画像のように、左手のグローブをわきに抱えて投げる。


これが、少年などはとにかく速い球を投げたいために、左肘を体より


後ろに引きたがり、体の開きがはやくなり、右の肘や肩を痛めます。


この上の画像は、左肘が体の前で見えているのがよくわかります。



左の肘を引くと、肩甲骨は背骨によりやすく(内転)なります。


そして、体を早くキャッチャーに向けてしまいやすくなります。


そう、左手は投げる時にキャッチャーに向けて出したら、


次は体が左手のグローブめがけて押し出して行くぐらいで


いいんです。


いいですか?

①ピッチャーが振りかぶり、グローブをキャッチャーに向ける

②そこに体が向かっていく。

③その時の左の肩甲骨は外に開く位置(外転)

④そうすると、左肘を引かなくてすむので、力が腹にたまる。

⑤引かなかった左肘(たたまれた左肘)のおかげで

⑥もとをたどると、寄せなかった肩甲骨のおかげで
 
⑦足でためた力、腹にたまった力が右手に伝わる



そうなると、昔の松坂投手や、ロッテの成瀬投手のように

投げた後、片足立ちになる。






と、こんな感じです。




さあ、前置きが長い!!


行きましょう。サッカー・フットサルの世界へ。







この人、めっちゃ肩甲骨外に開いてます。


わかりますか?


画像の悪さ。


すいません。



ではなくて、


腹に相当溜め込んで、右足に


すべてを乗せる感じ。


サッカーでは右足でシュートの際に


左手がバランスをとるものですね?


さらに、大きく回したりするといいよって


小さいときに教えてもらいました私は。


でも、肩甲骨は教えてもらってない!


ダメなんです、肩甲骨を寄せたら。


シュートの時はダメなんです。


シュート側の足に力が乗りにくくなるんです。


自分が考える理想のシュートはこちら
明日のために 其の壱拾四 ~田中順也選手の骨盤~
http://soccerfutsal.hamazo.tv/e3360396.html


ちょっと、この画像を見てください。




これは普通に手を伸ばした写真。


次は




肩甲骨を外にだした(外転)写真。


さらに、




左足で立って、肩甲骨を外転した写真。

最後に





右足で立って、肩甲骨外転写真。


何が言いたいかというと、


左足でシュートするイメージを持ちます。


右手を横でなく、前に出してみます。


そこから、肩甲骨を最大限外転し、手を前に突き出します。


さらに、体のつくり上、出した手の側の足に体重を乗せると、


より、手は前方へ延びるようになっています。


軸足になる右足に体重を乗せた瞬間に、右の手は


遠くにあります。


それはつまり、右手と左足は距離をとれます


これが、サッカーのシュートの「ため」といわれる


力がたまる瞬間と考えています。


そこからは、左足は下部腹筋を使っての骨盤からの


スタート。それにともなう、むちのような左足。


そして、そこにプラスαで、右の腕の、


右の肩甲骨の、


右肘の、


最初に、野球の話で話しましたよね?


これらすべてをシュートの瞬間体の前に来るように


持ってくることで








ネットを揺らします。


本田選手は右の肩はやはり前に持ってきていました。



さあ、やりましょう自主練。


ロベカルは144キロ出しますからね。キックのスピード。





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